利用者さんの知恵袋②

こんにちは。昨年に比べ、冬らしい寒い日が増えてきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は、人工呼吸器、胃管チューブを使用しているSちゃんのお家での工夫をシェアして頂いたのでご紹介します。

【その1】呼吸器のリーク予防
Sちゃんは、呼吸器装着時にリーク(空気漏れ)することがあります。
管の角度や位置などちょっとしたポジショニングで呼吸の安楽がかわるので、微調整するのに羊さんがちょうどよい重さで手伝ってくれてます。
アラームが鳴らずに過ごせる穏やかな日常は嬉しいですね。

その様子もかわいらしく癒されます(^^)

【その2】移動時の腕の落下予防
訪問看護ではSちゃん宅で主にお風呂のお手伝いをさせてもらっています。
お風呂まで抱っこで移動する際に、両手がぶらーんと落ちてけがをしないようミニーちゃんバンドを使用しています。ヘアーバンドの真ん中を縫って作成したもので、真ん中を縫うことで手が抜け落ちないようになっていて、お腹の上に安全に手を置いておくことができます。移動中は介助者の両手が塞がっていて死角もあるので、腕の安全が確保されていると安心です(^^)

【その3】胃チューブ接続部(コネクタ)のお掃除
胃チューブの接続部分はネジでロックがかけられるような複雑な作りになっています。
点滴用の注射器と間違えて使用しないために近年変更された構造ですが、溝部分が汚染されやすいことが課題です💦

専用のブラシも販売されていますが、Sちゃん宅ではあまり使い勝手が良くなかったようで100円ショップ(キャンドゥ)のブラシを使用しているそうです。
医療用品はお値段もするので、コスト的にも助かりますね。

Sちゃんママに実際の洗浄の様子を撮影させて頂きました。ありがとうございます♪

お家での工夫って本当に人それぞれ。
教科書に載っていない工夫が在宅にはたくさんありとても勉強になります✨
そこにはご本人が快適に、元気に過ごせるようにというご家族の愛情がいっぱい詰まっています💕

Sちゃん、Sちゃんママ、シェアありがとうございました!

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